雑誌

悲劇喜劇2020年11月号 ―没後10年 つかこうへいの今―

今改めてつかこうへいの劇世界に迫る

悲劇喜劇二〇二〇年十一月号



特集=没後10年 つかこうへいの今



不世出の劇作家・演出家つかこうへいが六十二歳で世を去って十年が経ちました。唯一無二の存在であったつかの不在を、熱狂的なブームを共に過ごした人々はどう捉えるのでしょうか。あるいはその人



となりをよく知る人々は、つかとの思い出をどのように語るのでしょうか。そして、「つかイズム」から離れて作品を自由に解釈・演出する人々の言葉からは、どのようなつかこうへい像が形作られるの



でしょうか。つかこうへい十年の不在とこれからを、多面的に探ります。





●つかこうへいがいたころ



思い出すつかのこと 矢野誠一 



つかさんと過ごした幸せな時間 風間杜夫 聞き手=林尚之 



あまりにも大きな、大事な存在 平田満 聞き手=林尚之 



父のこと 愛原実花 



つかこうへいの「口立て」とその後の演劇 七字英輔 



〈詩人つか・こうへい〉がいたころ 柴崎信三 



つか芝居は〝古典〟となってしまうのか 長谷川康夫 





●つかこうへいの今



追い詰める言葉 佐々木敦 



本当に入り口だった 山内ケンジ 



アンティゴネと寝盗られ宗介と現在のこと 神里雄大 



演劇の、生身の力への憧れ 大池容子 



つかこうへいを読む──『熱海殺人事件』を控えて/今の日本をつかこうへいが生きていたら 稲葉賀恵





■再録



言葉の冒険 つかこうへい 別役実





●小特集・劇場の灯を消さないために



コロナ禍から少しだけ見え始めた芸術界への光 大高健志 



緊急事態舞台芸術ネットワークの発足に寄せて 伊藤達哉 



危機とネットワーク〜ON-PAM、全国小劇場ネットワークの経験から〜 野村政之





■エッセイ



OFF - OFF悲劇喜劇 矢崎広 



わたしの衣・食・遊・住 石橋静河 





●批評



コロナ禍で、今、私が想うこと─オンライン授業を通して考える演劇─ 穴澤万里子



はんこと同じくらい嫌われている演劇への公的支援について 萩原雄太





■追悼・三浦春馬



まさか、あれが見納めになるとは…… 小山内 伸





■追悼・立石涼子



立石涼子さんを悼む 芦沢みどり 





■追悼・宮下展夫



一つの戦争、青春、演劇人生 山本健一





■追悼・山崎正和



劇作家・山崎正和氏を悼む 大笹吉雄 



大文字の人間ドラマ 栗山民也 聞き手=内田洋一





●連載



愛しき面倒な演劇人 名プロデューサーが明かす知られざる素顔 中根公夫 



シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩





■戯曲



『エレファント・マン』 作= バーナード・ポメランス 翻訳= 徐 賀世子 



『五十四の瞳』 鄭義信





●演劇時評



飯塚友子 林尚之(最終回)



PARCO『大地(Social Distancing Version)』

劇団チョコレートケーキ『無畏』

燐光群『天神さまのほそみち』    

こまつ座『人間合格』

東京芸術劇場『赤鬼』

東宝『ジャージー・ボーイズ イン コンサート』

松竹図夢歌舞伎『忠臣蔵』、『八月花形歌舞伎』

新国立劇場『イヌビト〜犬人〜』

世田谷パブリックシアター『殺意 ストリップショウ』   

文化座『フライ、ダディ、フライ』

オフィス3○○『さるすべり』、『消えなさいローラ』

公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団・東京夜光『BLACK OUT─くらやみで歩きまわる人々とその周辺─』





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商品情報

刊行日
2020/10/07
種類
雑誌
判型
A5判
ページ数
196
重量
270
商品コード
0000732011