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スケール 下 ―万物を支配する「大きさ」の法則―

都市のサイズが2倍になると、賃金、資産、イノベーションは一人あたり15%増える。 イノベーションはどこから生まれるのか?
生物の代謝率は体重の4分の3乗に比例する――この法則を基にした「スケーリング則」を適用すれば、都市のサイズが倍になっても、水道やガスなどの必要なインフラが等倍ではなく15%節約できることも説明が可能だ。
生物も都市も「ネットワーク構造を持つ事象のひとつ」であり、これらはすべて大きさと共に一定のルールで変化するからだ。
都市が支配する未来において、環境に負荷をかけず、富が生まれる仕組みを維持していくことは可能か? 理論物理学者がその限界に挑む。
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