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ハヤカワ新人賞2015 試し読み冊子

2015年の早川書房での新人賞を受賞した3作品の、お試し読み版を収録しています。



【第5回アガサ・クリスティー賞受賞作】

『うそつき、うそつき』 著:清水杜氏彦

国民を管理する首輪型嘘発見器の除去を生業とする少年には、どうしても外したい首輪があった……近未来の管理社会を生きる少年の苦悩と成長を瑞々しい筆致で描く、ディストピア青春ミステリ。本年度小説推理新人賞とダブル受賞を果たした超大型新人の二つ目の栄冠!



【第3回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作】

『ユートロニカのこちら側』 著:小川哲

アガスティアリゾート――マイン社が運営するサンフランシスコ沖合の特別提携地区では、住民が自らの個人情報への無制限アクセスを許可する代わりに、基礎保険によって生活全般が高水準で保証されている。しかし、大多数の個人情報が自発的に共有された理想の街での幸福な暮らしには、光と影があった。SF新世代の俊英が、圧倒的リアルさで抉り出した6つの物語。そして高度情報管理社会に現れる“永遠の静寂(ユートロニカ)”とは。




【第3回ハヤカワSFコンテスト佳作受賞作】

『世界の涯ての夏』 著:つかいまこと

地球を浸食しながら巨大化する異次元存在〈涯て〉が出現した近未来。ある夏の日、疎開先の離島で暮らす少年は、転入生の少女ミウと出会う。ゆるやかな絶望を前に、ふたりは様々な出来事を通して思い出を増やしていく。一方、終末世界で自分に価値を見いだせない3Dデザイナーのノイは、出自不明の3Dモデルを発見する。その来歴は〈涯て〉と地球の「時間」に深く関係していた――現役ゲームデザイナーによる初小説。
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商品情報

著者
清水 杜氏彦 つかい まこと
刊行日
2015/11/20
種類
電子書籍
商品コード
0000611605

著者紹介

  • 清水 杜氏彦

  • つかい まこと