文庫

渡辺えりⅢ ―月にぬれた手/天使猫―(ハヤカワ演劇文庫)

東日本大震災後に発表された渡辺えりの代表作二篇

高村光太郎と宮澤賢治をモチーフにした、渡辺えりの円熟の夢幻劇二篇



のんさん推薦!

「えりさんの作品から受ける感動は、トラウマとなって記憶に刻まれるような衝撃があります。

色んな思考が渦巻いて、見る人を惑わせて不安にさせて、心をかき乱してくる。その中に見えてくる希望が心地いい。

ファンタジーな世界が入り乱れる天使猫と、悪夢のように語られる月にぬれた手。

私は、えりさんの作品に触れることが出来て良かったなあ…そんな風に感じて胸が熱くなりました。」



〈内容紹介〉

終戦後、花巻郊外の粗末な小屋。高村光太郎は大戦中の自身を厳しく省みる日々を送っている。ある日、亡き妻・智恵子の幻影が現れ――女性と地方の立場から、光太郎が象徴する都会の男性中心社会を問い直す『月にぬれた手』。



東北地方の瓦礫の中でケンジは、妻の遺体を探す「猫」と出会う……東日本大震災と向き合い続ける著者が、宮澤賢治の人生と作品を織り交ぜて描いた、鎮魂と祈りの音楽劇『天使猫』。解説/山口宏子
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商品情報

著者
渡辺 えり
刊行日
2019/08/06
種類
文庫
レーベル
ハヤカワ演劇文庫
日本図書分類/Cコード
0193
判型
文庫
ページ数
256
重量
146
商品コード
0000330047
ISBN
9784151400476

著者紹介

  • 渡辺 えり