文庫

黒い迷宮 上 ―ルーシー・ブラックマン事件の真実―(ハヤカワ文庫NF)

絶賛を浴びた犯罪ノンフィクション!


髙村薫氏(作家)感服!

「外国人の眼に映る東京の風景の鮮烈なこと! 都会の闇とそこに蠢く人間がこれほど活写されたことはない」





角幡唯介氏(作家・探検家)驚嘆!

「この本は気味の悪い事件の裏のもっと気味の悪い何かを描いている」





東えりか氏(書評家・HONZ副代表)推薦!

「カポーティ『冷血』を髣髴とさせるルポ。事実は小説より奇怪でおぞましい」





青木理氏(ジャーナリスト)絶賛!

「この事件は著者に描かれることを運命づけられていたのかもしれない」

(本書解説より)




●ハリウッド映画化決定!

●「頁を繰る手がとまらない……忘れがたい傑作」──ミネット・ウォルターズ(『女彫刻家』ほか)

●《エコノミスト》《ガーディアン》《ニュー・ステーツマン》で年間ベストブック、《パブリッシャーズ・ウィークリー》で年間トップ10に選出。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞「最優秀犯罪実話賞」、及びサミュエル・ジョンソン賞候補作。




内容紹介

2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空の客室乗務員、ルーシー・ブラックマンが突然消息を絶った。英国から来日した家族の必死の働きかけにもかかわらず、警察の初動は遅く捜査は進展しない。支援者が現れる一方でルーシーへのいわれなき誹謗中傷が飛び交う。彼女は一体どこへ消えてしまったのか? 知られざる事件の真相に、《ザ・タイムズ》アジア支局長が10年越しの取材で迫る渾身のルポルタージュ。



著者紹介

リチャード・ロイド・パリー

Richard Lloyd Parry
英《ザ・タイムズ》紙アジア編集長および東京支局長。1969年生まれ、英国・マージーサイド州出身。オックスフォード大学卒業(英文学専攻)。1995年に《インディペンデント》紙の東京特派員として来日。2002年より《タイムズ》紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケ
ドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変、東日本大震災などを報じてきた。2005年には、インド洋大津波の取材と二重被爆者の故・山口彊氏へのインタビューでBBC(英国放送協会)の番組の「今年の外国特派員」賞を受賞。著書にインドネシアのスハルト政権終焉を描いたIn the Time of Madnessなどがある。東日本大震災に関する長篇ノンフィクションGhosts of the Tsunamiが2018年に早川書房より邦訳刊行予定。



訳者紹介

濱野大道

ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語および韓国語学科卒, 同大学院タイ文学専攻修了, 翻訳家 訳書にフィン『駅伝マン』, リーバンクス『羊飼いの暮らし』(以上早川書房刊), ヒル&ガディ『プーチンの世界』(共訳)他多数
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商品情報

著者
リチャード・ロイド・パリー
訳者
濱野 大道
刊行日
2017/07/20
種類
文庫
レーベル
ハヤカワ文庫NF
日本図書分類/Cコード
0198
判型
文庫
ページ数
336
重量
194
商品コード
0000090502
ISBN
9784150505028

著者紹介

  • リチャード・ロイド・パリー