ファインマンさんの流儀　―量子世界を生きた天才物理学者―（ハヤカワ文庫NF）

粒子は時空をさかのぼる？　重力の大きさは何で決まる？　もしもアインシュタインがいなかったら？　20世紀、万物の謎解きに飽くなき探求心で挑んだ奇想天外な量子物理学者がいた。ノーベル賞を受賞したファインマンだ。抜群の直観力で独創的な理論を構築し、大学講義録が今やバイブルとなった彼の人物像と、量子コンピュータや宇宙物理など最先端科学に残したその功績を人気サイエンスライターが描く評伝。解説／竹内薫◆著者紹介◆ローレンス・Ｍ・クラウス　Lawrence M. Krauss1954年生まれ。マサチューセッツ工科大学（MIT）で物理の博士号を取得。理論物理学者としてアリゾナ州立大学で、宇宙や人類の起源を探る〈オリジンズ〉プロジェクト長を務める。一般市民を対象とした科学教育にも熱心で、ポピュラー・サイエンスの著書も多く、先端科学のわかりやすい解説と読書の興味を巧みにそそる筆致には定評がある。著書に『物理学者はマルがお好き』（ハヤカワ・ノンフィクション文庫）、『宇宙が始まる前には何があったのか?』ほか多数。