新卒採用 早川書房

面白い!売りたい!を形にする

営業部
A・Sさん
中央大学 文学部
面白い!売りたい!を形にする

仕事の内容

「売りたい」を広げていく仕事

営業部の役割は、書籍の売上を伸ばすために書店に対してその作品の情報や魅力を案内し、「売りたい」と思ってもらえるような状況を作り出すことです。日々、担当書店を訪問するルート営業を行なっており、書店員との商談を通して「できるだけ目立つ場所で長く早川書房の書籍を展開してもらう」ことを目標としています。そのためには事前準備が非常に重要で、原稿に目を通して書籍の内容を把握し、編集部とのミーティングを通してアピールポイントを明確にしていきます。また、書店員との会話の中で生まれた本づくりやプロモーションに関するアイデアを編集部に共有し、売り伸ばしの方針を固めていきます。その精度が高ければ高いほど、書店の協力も得られやすくなり売上にも繋がります。重版決定も営業部が行っており、できるだけ多くの作品を重版できるよう日々業務に取り組んでいます。

仕事のやりがい

様々な人との出会い

営業部は首都圏の書店に限らず、年に数回出張を行ない全国各地の書店にも訪問しています。様々な地域の書店員との交流を通して、書籍のことだけでなく、その地域にまつわる様々な知識を得られるのも魅力のひとつです。また、書店イベントでは作家の方との交流があり、プロモーションの内容次第では、著名人やクリエイター、他企業とのコラボなどもあります。普段なかなか会う機会がない人と一緒に仕事をすることで、自分自身の知識の幅が広がり成長に繋がる、というのがこの仕事の一番のやりがいです。

うれしかったエピソード

鳴り止まない電話

大学時代に『わたしを離さないで』に出会ってからずっと、カズオ・イシグロさんの作品が大好きでした。そんなイシグロさんが2017年の10月にノーベル文学賞を受賞したとき、私はたまたま会社に残っていたのですが、突如全国の書店から電話注文が殺到し、会社に残っていた数少ないメンバーで必死に電話を取った時のことを今でもよく覚えています。会社にはテレビや新聞の取材が入り、メディアにも多く取り上げられ、信じられない部数の重版が決まっていきました。ずっと前から応援していたイシグロさんの本をこれほど多くの読者に届けることができた経験は宝物です。

業務を通じて成長したこと

タイムリミットは30秒

一番成長したのは「短時間で要点をわかりやすく相手に伝える」という能力です。書店営業をしていると、いつも時間との勝負です。書店員はお客様対応とレジが最優先であるため、私たちに与えられた時間には限りがあります。時には、「あと30秒しかない」なんて時も。新入社員の頃はアタフタして反省の毎日ですが、経験を重ねるうちに、できるだけ簡潔にかつわかりやすく相手に伝えるということが徐々にできるようになってきた実感があります。この能力は、例えば書店で展開するPOPのテキストを考える時などにも活かされています。

会社の好きなところ

早川書房の本が好き

一番好きな映画は「ゴッド・ファーザー」なのですが、この映画の原作を早川書房が刊行しているということを入社してから知りました。「ブレードランナー」も「ジュラシック・パーク」も「ファイト・クラブ」も映画の原作は早川書房から刊行されています。ミステリの女王として知られるアガサ・クリスティーの著書もそうですし、数々のノーベル賞受賞者の著書も刊行してきました。そんな世界を代表する数々の名作を80年にわたり日本に紹介し続けてきた早川書房で働いているということが私の誇りです。
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