新卒採用 早川書房

編集の仕事とは

書籍編集部
雑誌編集部
M・Iさん
成城大学 国文学科
編集の仕事とは

仕事の内容

ミステリに関連することは何でもやる仕事

雑誌編集部としては、ミステリ専門誌である《ミステリマガジン》の編集を行っています。古今東西のミステリ作品や、評論・書評の掲載、ミステリに関連するニュースを記事にしたりと、ミステリにまつわることは何でも行います。書籍編集では、主に翻訳ミステリの編集を行っており、毎日のように海外で出た小説の情報を追いかけ、企画検討を行っています。また、書籍と連動するイベントの手伝いや、自分が登壇したりもしています。これも大事な仕事です。

仕事のやりがい

自分が惚れ込んだ作品が書店に並ぶまでのすべてに携われる

編集者は、企画の段階から実際に本が書店に並ぶまでのすべての過程に携わり、著者(訳者)、イラストレーター、デザイナー、校正者やその他大勢の本にかかわる人の仕事をつないでいく、ハブのような役割です。大変な仕事ではありますが、それゆえに様々な方の素晴らしい仕事を目の前で見ることができ、何よりも自分がこれだ! と思った作品に最初から最後まで関わることができる楽しさがあります。

うれしかったエピソード

人生を左右する本を編集できた

以前、担当した作品を読んだとある方が、「こんなに面白い作品があるのなら、これから翻訳ミステリをもっと読んでみたい」と話しているのを聞いたことがあります。その人は、普段は全く翻訳小説は読まなかったのを、人に勧められて私が担当した作品を読んだそうです。そこまで言ってもらえるほど担当作品を気に入ってもらえたことはもちろんうれしかったのですが、それ以上に、その人の人生を左右するような(大袈裟ですが)、そんな作品を編集できたことがうれしかったのです。

業務を通じて成長したこと

よい本を作るためのコミュニケーション能力

上述したように、多くの人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力が上がりました。本を一冊作るには、思った以上に多くの人が関係してきます。その中で、それぞれの人の考えていることをきちんとくみ取り、そしてこちらの考えをどのように伝えていくのか。いつも苦労するところではありますが、ここをないがしろにしてはいい本はできません。入社直後は上手くいかないことが多かった部分でしたが、今ではスムーズにやり取りをすることができるようになりました。

会社の好きなところ

チャレンジが認められる環境

どんなことも、望めばチャレンジをさせてもらえるところです。私は主に翻訳ミステリの編集担当をしていますが、ノンフィクション作品の企画を出したこともありますし、ハヤカワ・ファクトリーで作っているグッズを担当もし、また、新たに始まったコミックにも少し携わったりしています。ひとつのことを極められる環境でもあるのですが、様々なチャレンジを寛容に認めてくれる職場だと思います。
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