新卒採用 早川書房

フィロソフィアを実践する

校閲課
N・Iさん
東京女子大学
フィロソフィアを実践する

仕事の内容

校正と校閲

校閲課は、早川書房から出版・発信する情報のチェックをしています。校正は誤字・脱字・表記揺れなどのチェック、その一歩先の校閲が事実関係や差別語など内容のチェックです。
早川書房では、書籍の中身の校正・校閲は外部の校正者にお願いすることが多いので、その依頼を校閲課が担当し、課員が並行して読むことで書籍の品質を保っています。その他、解説やあとがきに加えて、カバー・帯や拡材などの校正・校閲は課員が行なっています。

仕事のやりがい

フィロソフィア=「知を愛する」こと

仕事を通じてどんどん自分の知識量が増えていくことに喜びを感じます。校閲担当をする作品は、必ずしも今まで自分が読んできたような作品であるとは限りません。ゲラを読んでいると、これまでたくさん本を読んできたはずなのに知らない単語が次々に出てきますし、自分の常識が覆されることさえあります。作品を担当する度に、知らなかった世界に出会える読書本来の喜びを味わえるのに加え、事実確認のために大量に調べ物をするうちに自分の知識が豊かになっていく、刺激的な仕事です。

業務を通じて成長したこと

校正者・校閲者として、人間として

この表現は誰かを傷つける表現ではないだろうか? と一歩立ち止まって考えられるようになったことです。ゲラを読んでいて心に何かが引っ掛かったとき、それを見逃さずに何が引っ掛かったのか? どうして嫌な気持ちになったのか? と徹底的に考えて原因を突き止め、指摘することで、誰かを傷つける可能性のある出版物が世に出ることを防ぐことができます。小さな違和感を見逃さなくなったこと、そして間違ったことに対して声を上げられるようになったことは、校正者・校閲者としての私だけではなく、個人としての私にとっても重要な変化であったように思います。

会社の好きなところ

早川書房の書籍

書籍のラインナップや作り方が好きです。入社前から、どのジャンルでも必ず面白い本を出すところに魅力を感じていました。また、読者が本を選ぶ際に重要な、タイトルやカバーのセンスが良いところも魅力的です。入社してみると、一冊一冊にかける熱量が大きく、良い本を作ろう、そしてこの本を好きになってくれる読者に必ず届くようにしよう、という社員の情熱をすべての部署で感じます。この情熱があるから、書籍の内容も面白くなるし、人を惹きつけるタイトルやカバーを考えることができるのだと思います。
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