新卒採用 早川書房

スケジュール管理で支える出版の舞台裏

制作部
K・Kさん
早稲田大学
スケジュール管理で支える出版の舞台裏

仕事の内容

新刊・雑誌の進行管理とDTP

私の主な仕事は、新刊や雑誌が発売されるまでの「進行管理」と、「印刷物のデータ(版下)を作成する」DTP業務です。進行管理業務では、刊行月のおよそ4カ月前からスタートし、実際の本が出来上がるまでのスケジュールを作品ごとに組み立て、編集部や校閲課の担当者と情報共有を行いながら、本づくりを進めていきます。編集や校閲の担当者は、質の高い本を提供するために尽力してくれます。制作課ではその思いを受け止めつつ、決まった発売日に間に合わせるため、印刷・製本業者と頻繁に交渉を行い、その作品にとって最適なスケジュールを立てられるよう努めています。
DTP業務では、InDesignというアプリケーションを使って編集部からもらった原稿をデータ化し、適切な紙面レイアウトを考えたり、校正を経た原稿を修正して、完成品に近づけていきます。

仕事のやりがい

書店で担当した本が見られること

自分が手掛けた本が書店に並ぶのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。一度、担当した書籍に制作メンバーの一員として名前を載せていただける機会がありましたが、その話をしたところ、普段本を読まない家族や友人も書店に足を運び、購入してくれました。業務上、本の内容に直接関わることは少ないですが、それでも担当した本が話題になったり、売れ行きが良くて重版が決まったりすると、達成感を感じられます。

業務を通じて成長したこと

調整力とリーダーシップの向上

スケジュール管理の重要性と、それに伴う調整力を磨くことができました。制作課の仕事は多くの部門や外部業者と連携して進める必要があり、常に多角的な視点で物事を捉える力が求められます。特に、予定通りに進まない事態が発生したときには、柔軟な対応力と問題解決力が試されます。そのような経験を重ねる中で、複雑なプロジェクトを効率的に進行させるためのリーダーシップやコミュニケーション能力が向上しました。また、DTP業務を通じて、細部への注意力とクリエイティブな視点も養われ、質の高い印刷物を作るためのスキルが一層磨かれました。

会社の好きなところ

演劇文化を大切にしているところ

学生の頃から戯曲を読むのが好きで、大学時代には図書館にあった「ハヤカワ演劇文庫」の作品をよく読んでいました。早川書房は、演劇雑誌「悲劇喜劇」の刊行や「悲劇喜劇賞」の創設など、国内外の演劇文化発展のための企業活動を精力的に行っており、そういった伝統文化を大切にする社風に惹かれて入社しました。また、社員同士のコミュニケーションが活発で、皆が同じ目標に向かって協力し合う雰囲気もとても気に入っています。
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