創刊1周年!【未知への扉をひらく】ハヤカワ新書2024年6月刊ラインナップ(6月19日発売)

書籍
電子書籍

ハヤカワ新書は2024年6月で創刊1周年を迎えます。

節目である6月には5点の新書を発売します。本記事ではそれぞれの内容や読みどころをご紹介します。
 

『総決算 ジャーナリストの50年』池上 彰

『総決算 ジャーナリストの50年』池上 彰

◎内容紹介
池上彰、記者生活50年の総決算!

「人が死ぬと池上が顔を出す」。NHK時代から50年にわたり記者として活動し続ける池上彰が語る、時代を経ても変わらない報道の本質とは? ロッキード事件から地下鉄サリン事件、3.11、能登半島地震まで、自らの歩みとともにつづられる激動の日本報道史!

著者近影

【著者紹介】
池上 彰 いけがみ・あきら
1950年生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授、立教大学客員教授。信州大学などでも講義を担当。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。94年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年に独立。角川新書「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ、『昭和の青春』など著書多数。

『サイバースペースの地政学』小宮山功一朗・小泉 悠

『サイバースペースの地政学』小宮山功一朗・小泉 悠

◎内容紹介
インターネット上に広がる「サイバー空間」とはそもそもいかなるもので、世界はどのようにつながっているのか? その手触りを求めてサイバーセキュリティと軍事のプロが向かった先は、千葉に林立する巨大データセンター、日本サイバー史の重要地点・長崎、人知れず活躍する海底ケーブル船、北の大地のAIデータ拠点、そしてロシアの隣国エストニア。情報インフラと安全保障の要でありながら実態の見えにくいサイバー空間の「可視化」に、気鋭の研究者二人が大胆に挑んだ渾身の現場ルポ。

著者近影 小宮山功一朗

著者近影 小泉悠

【著者紹介】
小宮山功一朗 こみやま・こういちろう
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター国際部部長として、サイバーセキュリティインシデントへの対応業務にあたる。慶応義塾大学SFC研究所上席所員。国際組織FIRST.Org理事などを歴任。博士(政策・メディア)。
小泉悠 こいずみ・ゆう
東京大学先端科学技術研究センター(国際安全保障構想分野)准教授。専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞受賞)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)、『オホーツク核要塞』(朝日新書)など。

『関数電卓がすごい』芝村裕吏

『関数電卓がすごい』芝村裕吏

◎内容紹介
計算なんて面倒くさい? いえいえ、考えなくて済むのが計算です
スマホの電卓アプリを横に倒すと現れる関数電卓。人生の残り日数、年間経費、スケジュール、ダイエット、預金積立等、これを上手に使えば意思決定の質が一変する! 〈マジオペ〉シリーズの人気作家・ゲームデザイナーが数学嫌いのあなたに贈る画期的計算本

著者近影(撮影:JUMPEITAINAKA)

【著者紹介】
芝村裕吏 しばむら・ゆうり
ゲームデザイナー、作家。熊本県出身。米国の大学で数学を学ぶ。陸上自衛隊を経て、アルファシステム入社。『高機動幻想 ガンパレード・マーチ』が高い評価を得る。のちベックを経てフリーに。『マージナル・オペレーション』(講談社)で本格的に作家活動を開始。その他の代表作に『刀剣乱舞』(ニトロプラス)などがある。ネット上でも不定期に『電網適応アイドレス』などのゲームを開催し、プレイヤーから多くのクリエイターを輩出している。

『倫理資本主義の時代』マルクス・ガブリエル、斎藤幸平=監修、土方奈美=訳

『倫理資本主義の時代』マルクス・ガブリエル、斎藤幸平=監修、土方奈美=訳

◎内容紹介
スター哲学者による「日本書き下ろし」新書!

資本主義は環境破壊や経済格差の拡大など、様々な問題を引き起こしている。だが、人間の欲望に逆行し持続可能性を損なう「脱成長」では現状の改善は果たせない。いま真に必要とされているのは、道徳的に優れた行為を通じて利益を得る「倫理資本主義」への転換だ——史上最年少でボン大学の哲学科正教授に就任し、いま最も世界の注目を集める哲学者が語る、よりよい未来をつくるための理論と具体策の全て。

著者近影 photographer:(c) Jana Dehnen

【著者紹介】
マルクス・ガブリエル
1980年ドイツ生まれ。哲学者。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の哲学科正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される。NHK Eテレ「欲望の時代の哲学」などテレビ番組にも多数出演。『なぜ世界は存在しないのか』、『新実存主義』、『「私」は脳ではない——21世紀のための精神の哲学』ほか著作多数。本書は著者初となる日本書き下ろし。

『韓流ブーム』桑畑優香、八田靖史、まつもとたくお、吉野太一郎

『韓流ブーム』桑畑優香、八田靖史、まつもとたくお、吉野太一郎

◎内容紹介
私たちはなぜ、韓国コンテンツに惹かれるのか?

『冬のソナタ』から約20年。少女時代とKARAが日本デビューした第二次ブーム、「映える」チーズタッカルビが席巻した第三次、『愛の不時着』『梨泰院クラス』など配信ドラマがヒットしたコロナ禍の第四次と、ブームを取材してきたライターが語り尽くす! 未来予測コラムや写真を多数収録。

左から順に、桑畑優香、八田靖史、吉野太一郎、まつもとたくお

【著者紹介】
桑畑優香 くわはた・ゆか
ライター・翻訳家。ドラマ・映画のレビューやインタビューを中心に執筆。訳書に『BTSを読む』『韓国映画100選』ほか多数。
八田靖史 はった・やすし
コリアン・フード・コラムニスト。ハングル能力検定協会理事。著書に『あの名シーンを食べる! 韓国ドラマ食堂』ほか多数。
まつもとたくお
音楽ライター。通称「K-POP番長」。著書に『K-POPはいつも壁をのりこえてきたし、名曲がわたしたちに力をくれた』ほか。
吉野太一郎 よしの・たいちろう
朝日新聞「好書好日」副編集長。朝日新聞外報部、社会部記者などとして韓国や北朝鮮、日韓・日朝関係関連の報道に携わる。Podcast「ニュースで韓国語」を運営。