お知らせ【2024年8月28日(水)開催/参加無料】「哲学界のロックスター」マルクス・ガブリエル来日講演 「なぜいま、倫理資本主義なのか (2024/07/19) 2024年8月28日(水)開催!
「哲学界のロックスター」マルクス・ガブリエルの日本向け書き下ろし新刊『倫理資本主義の時代』刊行記念講演「なぜいま、倫理資本主義なのか」 「哲学界のロックスター」として知られ、いま最も世界の注目を集める哲学者、マルクス・ガブリエル。 その最新の著作にして、日本の読者に向けて書き下ろされた新刊『倫理資本主義の時代』(ハヤカワ新書)の刊行に合わせて著者が来日。東京大学・安田講堂で講演会を開催します(参加無料)。 刊行直後から各書店でベストセラーとなり、大きな話題を呼んでいる本書。 その主張の要点は、いったいどこにあるのか? なぜ、いま日本に「倫理資本主義」の実装が求められているのか? 資本主義の限界が声高に叫ばれ、各地で紛争の絶えない現代において、哲学が果たすべき役割とはどのようなものであるのか——。 本イベントでは、第一部で著者マルクス・ガブリエル氏が講演。第二部のディスカッションでは植村公一(インデックス株式会社代表取締役社長)さんがモデレーターを務め、著者と親交が深く東洋思想を専門とする哲学者の中島隆博(東京大学)さん、タンザニアや香港・チョンキンマンションにおける経済のあり方を研究してきた文化人類学者の小川さやか(立命館大学)さんとともに、多様な目線と立場からマルクス・ガブリエル氏の思想の神髄、そして資本主義の未来を語り合います。 【イベント概要】 ○日程/2024年8月28日(水) ○タイムテーブル ◆開場/18:15 ◆開演/18:45 □〈第一部〉マルクス・ガブリエル講演会 □〈第二部〉ディスカッション ○会場/東京大学本郷地区キャンパス大講堂(安田講堂) 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3-1 ○定員/最大700名 ○主催/株式会社早川書房、インデックスグループ ○共催/東京大学東洋文化研究所 ○後援 ◆一般社団法人建設プロジェクト運営方式協議会(CPDS) ◆一般社団法人環境未来フォーラム(KMF) ◆一般社団法人PPP推進支援機構(OPPS) ○本イベントは英語-日本語の同時通訳で開催します。 【参加方法】 ○peatixの概要ページ( https://peatix.com/event/4055573)より参加申し込みをおこなってください(無料)。 ○定員になり次第、終了となります。 ○チケットのお申し込みの際は、本名をご記入ください。ニックネームや略称はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。 【登壇者プロフィール】 マルクス・ガブリエル(Markus Gabriel) 1980年、ドイツ生まれ。哲学者。200年以上の伝統を誇るボン大学の哲学科正教授に史上最年少の29歳で就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新実在論」を提唱し世界的に注目される。スタンフォード大学人文科学センター国際客員研究員などを兼任。NHK Eテレ「欲望の時代の哲学」などテレビ番組にも多数出演する。『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ、2018年)、『「私」は脳ではない——21世紀のための精神の哲学』(講談社選書メチエ、2019年)、『新実存主義』(岩波新書、2020年)など著書多数。 中島隆博(なかじま たかひろ)[パネリスト] 1964年、高知県生まれ。哲学者。東京大学東洋文化研究所教授。専門は東洋哲学・中国哲学研究及びそれと西洋哲学との比較。『残響の中国哲学——言語と政治』(東京大学出版会、2007年、増補版2022年)、マルクス・ガブリエルとの共著に『全体主義の克服』(集英社新書、2020年)など著書多数。 小川さやか(おがわ さやか)[パネリスト] 1978年、愛知県生まれ。文化人類学者。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専門はアフリカ地域研究。主にアフリカ系商人の商慣習や交易の実態を研究している。著書に『都市を生きぬくための狡知——タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』(世界思想社、2011年)、『「その日暮らし」の人類学——もう一つの資本主義経済』(光文社新書、2016年)、『チョンキンマンションのボスは知っているーーアングラ経済の人類学』(春秋社、2019年)など。 植村公一(うえむら きみかず)[モデレーター] 1959年、愛知県生まれ。インデックス株式会社代表取締役社長。 1994年、株式会社インターナショナルデザイン イクスチェンジ(index)を設立して社長に就任。2002年には株式会社インデックスコンサルティングに社名変更し、建築・社会インフラにおけるプロジェクトマネジメント業務を行っている。 2011年には国土交通省政策参与としてインフラPPPの政策に携わり、2012年から愛知県の政策顧問に就任し、日本で初めての有料道路の民営化や国際展示場のコンセッションを手掛けるなど、インフラPPPのプロジェクトマネージャの第一人者として国内外で活躍。 ジャック・アタリ(2020年)、マイケル・サンデル(2021年)、ムハマド・ユヌス(2022年)を招いた国際シンポジウムでモデレーターを務めるなど、学界をリードする哲学者・経済学者との交流も精力的に行っている。 【配信】 本イベントはオンラインにおける配信やアーカイブの販売をおこないません。 【ご注意事項】 内容は予告なく変更となる場合がございます。 咳エチケットを遵守ください。また、咳・くしゃみをする際は、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻を押さえて頂きますようお願いいたします。 イベント中に体調が悪化するなど気分が優れない場合は、無理をなさらずにお近くのスタッフまでお申し出ください。 マスクの着用は個人の主体的な判断を尊重いたしますが、イベント当日は他のお客様も参加、来場いたします。周囲の方やご自身を守るための判断を推奨いたします。 会場内では各種取材が入る場合がございます。取材時に撮影された写真・動画が主催者による広告物・掲載物などに使用される可能性もございます。予めご了承ください。 イベント会場でのお食事はご遠慮ください。 駐車場のご用意はありません。予めご了承ください。 【書籍概要】 スター哲学者による「日本書き下ろし」新書! いまや資本主義は行き詰まり、世界は「入れ子構造の危機」に瀕している。だが停滞と貧困をもたらす「脱成長」に活路はない。我々が目指すべきは道徳的価値と経済的価値の再統合、すなわち「倫理資本主義」だ。最高哲学責任者(CPO)と倫理部門が企業をリードし、子どもたちが投票権を持ち、AIを社会的技術として再定義する――このパラダイムシフトはいかにして実現可能か? アダム・スミス、カント、マルクス、アドルノらの哲学的蓄積の上に、世界のあるべき姿を大胆かつ精緻に立ち上げる。 ○著者:マルクス・ガブリエル ○監修者:斎藤幸平 ○訳者:土方奈美 ○出版社:早川書房(ハヤカワ新書) ○発売日:2024年6月19日 ○定価:1,320円(税込) |