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三好十郎 3についてつぶやく
一九五二年に書かれた三好十郎の長篇戯曲。ときは朝鮮戦争の只中、日本は対日講和条約を締結してアメリカによる核の傘下に身を寄せようとしていた。青年・須永は、原子力の利用について「踏み越えてはならない線を向うへ一歩、犯してしまった」と語り、「人間はその事に気が附いていないんじゃないか」と問いかける。現代に通じる不朽の名作。演出ノート/長塚圭史 0000330034