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カースン, レイチェル

Rachel L.Carson <>

DDTという現在使用されていない化学物質のことを覚えている人々は今も少なくないが、その危険性を早期に警告したのが、1962年に刊行されたカースンの『沈黙の春』である。農薬の無制限に近い使用は、生物の食物連鎖を通じて結局人間に跳ね返ってくる、という警鐘をいちはやく鳴らしたのがカースン女史であった。この本は、環境ホルモンの影響を警告した近年の話題書『奪われた未来』の先駆でもある。 そのカースンが、われわれ人間にも近しい、数十億年もの昔から生命の母であった“海”というものの不思議と魅力を、大きな時空にわたる視野で、詩的に描き出したのが名作『われらをめぐる海』である。1950年の初版出版後爆発的な人気を呼び、18カ国語に翻訳されて、全米図書賞、ヘンリー・G・ブライアント金賞のほか数々の賞を受けている。 カースン女史は1907年にペンシルヴァニア州に生まれ、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院修了後はマサチューセッツの臨海生物研究所で海洋生物学の研究に従事したが、晩年は執筆に専念し、1964年にガンのため、独身のまま亡くなった

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