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岸田國士 3についてつぶやく
「あたしが、待っていたのはこの人じゃない、あの人だっていう気がして……こっちは、誰に応えていいか、その相手が見えないんです」――報告、説明、主張、詠嘆、教訓――それ以外になにもない戯曲こそ滅ぶべきである。岸田戯曲の神髄ここにあり。「沢氏の二人娘」「歳月」「風俗時評」「かへらじと」「村で一番の栗の木」「隣の花」「音の世界」の七篇を収録。解説:今村忠純 330031