解任
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「この記事は真実なのですか?」
「部分的にはイエスだ」会長の菊川は答えました。
バブル期の損失を先送りするため、「飛ばし」や「不明朗の企業買収」を繰り返し、粉飾決算を行なっていたオリンパス。同社の生え抜きで、社長に就任したばかりだった本書の著者マイケル・ウッドフォードは、不正の責任を追及したがために解任され、その後、事実を公に告発するに至った。
オリンパス事件の舞台裏ではいったい何が起きていたのか?
元社長は、不正発覚までの経緯、のちに逮捕される菊川会長、森副社長との壮絶な駆け引き、緊迫した取締役会の様子、プロキシーファイト(委任状争奪戦)の真実をすべてく告白する。
日本の企業文化、資本主義、ジャーナリズムへの貴重な提言となるノンフィクション。
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